性的少女
NUM-HEAVYMETALLICより
イントロから地を這うように一定のフレーズを刻むベースに、押し殺すような、噛みしめるようなボーカル。ジリジリとした感覚がたまらない、と思う。しかして、爆発する。
「起きると部屋には誰もおらん 知らない誰かの吸い殻だけが灰皿の上に山の様」「覚えているのは冷たい感触と 朝日が差し込む部屋のあのカンジ」直接的では無いのに、何故か、淫らな後ろめたさを感じさせるワードセンスは無類である
ラストサビ(サビなのだろうか)。音が絡み合い、もつれ合う。その上に乗る、悲しい叫び、そして、知らない誰かと歩くあの子。
忘れてしまうよ簡単に
忘れてしまえば楽勝よ
記憶を消して、記憶を自ら消去した
記憶を消して、記憶を己でブチ消した