★子供の頃にみた夢
子供の頃に、何度もみる同じ夢があった。
自分の通う小学校の、いつもの教室に居る。
教室の後方には、壁の端から端まで備え付けられている木製の棚がある。
児童がランドセルや習字箱などを入れるためのもので、ほぼ正方形の枠が縦3×横13くらいで組まれていた。
扉は付いていないので、ロッカーというよりは棚。
自分の番号の棚は大体真ん中あたりの一番上だったような気がする。
ランドセルを入れようとしたら、見知らぬ人形がある。
いわゆる藁人形くらいのサイズで、顔に目鼻立ちはしつらえられていない、のっぺらぼうだったと思う。不気味なので、すぐに捨てる。
次の休み時間に棚をみると、またその人形がある。
何度捨てても、次に棚を見たときにはその人形がいる。
何度目かに、その人形を手に持って見つめていると、だんだんその人形が大きくなってくる。
物理的に巨大化するのではなく、ズームされていくという意味で。距離は近づいていないのに。
視界いっぱいがその人形になって、大体その辺りで目を覚ましていたと思う。
小学校〜中学校初期くらいのころは本当に何度もみた。
確か、あの夢の時は、夢の中で、これは夢だってわかってた気がする。
ずいぶん永いこと忘れてたのに、今朝目覚めた時ふと思い出したので、忘れないために書いておく